シュリンプ・エビ 飼育初心者用サイト「シュリンプ・エビ 初心者の館」
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このサイトはシュリンプ、エビの飼育初心者のための情報サイトです
いろいろ勉強して、快適なシュリンプライフを満喫しよー!!

■シュリンプを購入する前に・・・

よくあるのが、シュリンプ、エビの飼育は難しいのか??ということですが、
答えは「難しくもあり、簡単でもある」のではないかと思います。
シュリンプは水質、環境の変化に弱く、とても臆病な生き物です。
水あわせせず水槽に投入したり、無農薬ではない野菜などをあげると、たちまち水質の変化によって☆になってしまいます。
そのため、シュリンプの飼育は難しいと言われています。

しかし、一度、水槽が立ち上がり、水質も安定し、水が出来上がってくるとシュリンプの飼育は格段に容易になります。
またシュリンプは頻繁に抱卵(妊娠)し、一度に何十匹も稚エビが生まれるため、どんどんと増えていきます。

ここまでくると、シュリンプの飼育は簡単になります。

つまりは、環境、水質をしっかり管理できれば、それほどシュリンプの育成は難しいことはないということです。

ぜひ、シュリンプを爆殖させてエビ団子をつくろう(笑)

■飼育環境を作ろう!!

まず飼育に必要となるのが水槽です。

○水槽

シュリンプは水質の変化に敏感です。なるべく水質の変化が少なくなるようにしなければいけません。
水質の変化は日々発生しています。
1.エサをあげたとき
2.水替えを行ったとき
など、シュリンプたちの排泄物でも水は汚れます。

そのため、水槽は最低でも60cm以上をオススメします。

たとえば、コップ1杯の水に醤油を1滴垂らすのと、プールに1滴垂らすのだと、どっちが水質の変化が大きいかわかると思います。
それと同じように、なるべく大きな水槽にすることで、水質が変化しにくくなります。

今は、水槽もだいぶ安くなり、60cm水槽もお手ごろな値段になっています。
ぜひ、なるべく大きな水槽を購入しましょう。

○フィルター

フィルターは水をろ過する大切な機器です。
なるべくろ過能力が高いフィルターを使えばいいのですが、シュリンプを育成する場合は、気をつけなければいけないことがあります。

1.吸い込み口にスポンジを付けること
2.水流が強くならないこと

シュリンプは小さいため、フィルターの吸い込み口によく吸い込まれてしまいます。
また、生まれたばかりの稚エビもとても小さいため、シュリンプ水槽で使うフィルターの吸い込み口にはスポンジが必須となります。
スポンジ自体は安いため、ぜひフィルターと一緒に吸い込み口用のスポンジも購入しましょう。

・吸い込み口用スポンジ
また、シュリンプは激しい水流が苦手なため、水の排出口も考えなければなりません。

・おすすめフィルター


1.スポンジフィルター オススメ度☆☆☆★★
見た目頼りない感じがしますが、これが以外とオススメのフィルターになります。
水の循環が「エアリフト」形式のため水流も激しくなく、スポンジと一体型のため、稚エビが吸い込まれる心配もありません。
フィルターの大部分がスポンジのため、ろ過効率も良く、値段も安いためコストパフォーマンスが良いです。
ただし、60cm水槽になるとこのフィルターのみだと、ろ過能力が追いつかないため、サブフィルターとして導入することをオススメします。

2.外部フィルター オススメ度☆☆☆☆★
フィルター部分が水槽外に設置するため、水槽の見た目がすっきりして見栄えも良いです。
吸い込み口にもスポンジを付けることができるため、稚エビが吸い込まれる心配もありません。
ただし、排出口から出る水の勢いが強いため、直接シュリンプに水流があたらないように設置する必要があります。

3.上部フィルター オススメ度☆☆★★★
吸水口にスポンジを付けることが出来るため、稚エビが吸い込まれる心配がありません。
ただし、水槽の上部に設置する関係上、水槽の上を占領してしまい、照明等を置くスペースが限られてしまいます。
ただし、値段的にも安いため、簡単に導入することが可能です。

4.オーバーフロー オススメ度☆★★★★
オーバーフロー水槽とは、基本的に水槽を上下に二つ用意し、下の水槽を濾過槽として使用する方式です。
上の水槽から下の水槽に水を落とし込み、下の水槽でろ過した水をポンプを使って上の水槽へ循環する方式です。
水槽を二つ使うため、他のろ過方式よりも大量の水を使用することができ、また、水槽一つを全てろ過装置として利用できるため、水量、ろ過能力ともに最強を誇ります。
が・・・オーバーフローをするには特殊な水槽(下に水を落とすための穴が必要)が必要となり、値段も大変高くなってしまいます。
サイフォン式などもありますが、水が漏れる心配も若干あるため、初心者にはオススメできないろ過方式となります。
ただし、大量の水を使うことができ、ろ過能力も非常に高いため、最強のろ過方式といえます。

5.水中フィルター オススメ度☆★★★★
その名の通り、水中に投げ込むタイプのフィルターです。
値段も安く扱いやすいのですが、稚エビが吸い込まれる可能性が高く、あまりオススメできません。
ろ過能力も低いため、縁日などで購入した金魚等でよく使われるフィルターです

6.底面フィルター オススメ度☆☆★★★
底面フィルターとは、水槽の砂利やソイルなどの下に設置するフィルターで、水槽の底の砂利やソイルをそのまま濾材として使ってしまおう!!というフィルターです。
敷いている砂利全てを濾材としてろ過するため、ろ過能力は抜群に高く、オーバーフローについで、ろ過能力が高いフィルターとなります。
しかも底面フィルターは非常に安いため、ろ過能力とコストパフォーマンスがとても良いものとなっています。

ただし、砂利やソイルにゴミや排泄物が溜まりやすくなるため、定期的な掃除が必要になります。
また、砂利やソイルの下に敷いて利用するため、簡単にフィルターの掃除が出来なくなってしまいます。
フィルターの掃除をする場合は、水槽のリセットが必要になってしまうため、使用するにはそれなりに考えなければなりません。

また、シュリンプはその性質上、底を歩いて生活しているため、砂利やソイルの汚れによってシュリンプに影響が出てしまう可能性もあります。
ろ過能力などは非常に良いので、シュリンプで底面フィルターを利用する際は、十分に考えてから利用してください。
ちなみに私は底面フィルターを使っていますw

○ソイル

よく水槽などには砂利を敷きますが、シュリンプでは「ソイル」を使います。
ソイルとは土を高温処理したもので、シュリンプでは欠かせないものとなっています。
では、なぜ砂利ではなくソイルを使用するのか・・・それはシュリンプには「弱酸性」の水質が適しているからです。
砂利などは、水質をアルカリ性に傾けてしまうのですが、ソイルは弱酸性に傾ける性質があります。
そのため、一般的にはシュリンプ水槽ではソイルを利用します。

60cm水槽だと、6〜8kgあれば十分な量になります。

○照明

照明は明るすぎず、暗すぎない適度な照明がいいです。 今一般的なLEDの照明などがおすすめです。
■イメージ

これでシュリンプを飼育する環境ができました。
しかし、これだけではシュリンプを投入することができません。
水がまだ出来ていないからです。

■水を作ろう!!

自然界にはバクテリアが存在しており、そのバクテリアが熱帯魚やシュリンプの排泄物を分解しています。
水槽のなかにもバクテリアが存在しなければ、シュリンプの排泄物が分解されず、水が汚れてしまいます。
そこで、まずは新しい水槽にバクテリアが住み着くようにしましょう!

○水の投入

まず、水槽に入れる水ですが水道水で大丈夫です。
ただし、水道水には消毒のため、塩素が入っています。実はこの塩素は熱帯魚たちにとっては毒になるため、この塩素を抜く「カルキ抜き」が必要になります。
バケツなどに水を汲み、ほっておくと1週間くらいで塩素が自然と抜けます。
また、ホームセンターなどではカルキ抜きも売ってますので、すぐに塩素を抜くことも可能です。

○パイロットフィッシュの投入

排泄物は、「排泄物」→「アンモニア」→「亜硝酸塩」→「硝酸塩」の順番で分解されます。
最後の「硝酸塩」になると、シュリンプには無害なものになります。
この分解をバクテリアが行っているのですが、ではこのバクテリアはどこから来るのでしょうか。
自然にバクテリアが発生する可能性もありますが、確実な方法は「アンモニアを発生させる」ことです。

つまり、なにも無いところにアンモニアを発生させ、そこからバクテリアを繁殖させようということです。

そこで利用するのが「パイロットフィッシュ」となります。

パイロットフィッシュは、丈夫で病気になりにくく安くて購入しやすい熱帯魚のことをさします。

まずは、未開の土地にいって開拓してこい!!ってことです。
よく使われるパイロットフィッシュが「アカヒレ」となります。

アカヒレは丈夫で安いため、よくパイロットフィッシュとして導入されます。

このアカヒレを水槽に投入すると、最初のほうはアンモニアが徐々に増えてきます。
2〜3週間ほどすると分解サイクルが出来てき、いよいよシュリンプを投入することができます。

○水質のチェック

シュリンプを飼育するうえで水質チェックは大変重要な作業です。
今は水質をチェックする機器が沢山販売されています。
とくに「テトラテスト 6in1」は水質チェックが簡単に安くできます。
チェックシートが25回分入っています。
私はさらにそれを3分割して問題なく使ってます。節約ですw
これ一つでPhから硝酸塩までわかりやすく判断することができます。

水槽の水質チェックはこまめに行ったほうがいいので、購入することをオススメします!!

■水草

シュリンプにオススメな水草は「ウィローモス」です。
シュリンプはウィローモスの新芽などツマツマするのが大好き!!
シュリンプ = ウィローモスと言っても過言じゃないでしょう

ウィローモスは流木などに巻きつけると、自然と活着するので流木に巻きつけるのがオススメです。
オークションなどにも頻繁に出品されるので、探してみてください!!

■シュリンプ

シュリンプにはいろんな種類が沢山います。

また、シュリンプを飼育する際には、必ず複数での飼育をしてください。
シュリンプは弱い生き物です。どんなに頑張っても必ず☆になってしまう固体もいます。
複数飼いをすることで、抱卵する個体数を増やして☆になる数よりも、増えていくようにしましょう。

購入するときは10匹単位での購入をオススメします!
レッドビーシュリンプ
ビーシュリンプ
チェリーシュリンプ
レッドファイアーシュリンプ
ホロホロ・シュリンプ
オレンジチェリーシュリンプ
イエローチェリーシュリンプ
ルリー・シュリンプ
ベルベットブルー
ゼブラシュリンプ
ルリーシュリンプ
ターコイズシャドー
ブラックダイヤモンド
ゴールデンアイ
ホワイトグローブ
ブリリアントイエロー
ブラックシャドー

■夏・冬の必需品!!

シュリンプの適温は22度〜26度のため、夏場に対策をしないとシュリンプはあっというまに☆になっちゃうよ!!
大切なシュリンプたちを守るためにも、夏はぜひクーラーを導入しよう。
夏場は水温が30度越えることが多くなるので気をつけてね!!

熱帯魚用クーラー 値段は高いが効果は抜群!!ガンガン水槽を冷やそう!!

ペルチェ式クーラー
ペルチェ素子を利用した熱伝導で水温を下げる方式のクーラー
普通のクーラーと比べて冷やす力が弱いため比較的安く購入できるクーラー
しかし、部屋の換気などをしっかりやれば、水温を26〜28度まで冷やしてくれる。
私はこれを使っていますw
値段の割りにしっかり冷やしてくれるので、クーラー初購入にはオススメです!

その他
よくファンタイプのクーラーをよく見ますが、それだけで水温を下げるのは不可能です
水温が高くて困っている場合は、素直にクーラーを購入してください
あとは、部屋のクーラーで部屋全体を冷やすしか方法はありません。

冬はヒーターが必須!!

逆に冬は水温が低すぎてシュリンプは大変。 ぜひヒーターは購入しよう! 26度固定の安いヒーターで十分だよ!

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